2018年10月26日第1回会長・役員合同会 議事録
2018年11月17日 23:022018年度第1回会長・役員合同会
日時:2018年10月26日(金)19:00~20:30
場所:中央文化センター 第2講堂
(司会:本宿 議事録:南町)
<出欠確認>
第3会長、住吉会長 欠席
*オブザーバーKさん・オブザーバーIさん 出席されました。
【議事内容】
●平成30年7月31日提出の要望書について府中市児童青少年課ご担当者様からのご回答及び質疑応答
〈府中市出席者〉
府中市子ども家庭部 児童青少年課 課長 古塩智之 様
課長補佐 松本寛 様
放課後児童係長 三宅有加 様
事務職員 原田勇輝 様
*全体要望事項に対する回答
⇒ こちら
*各学童クラブ要望事項に対する回答
⇒ こちら
【質疑応答】
1、Q(武蔵台学童):各学童要望の回答の中で、「施設面の修繕はすべての学童の状況を踏まえて」とありますが、学童施設への視察はどれぐらいの頻度で行い現状を把握されていますか?
→A:各学童の巡回はすくなくとも年に1回は行っています。指導員との意見交換も含めて、合わせてみています。また細かな修繕(網戸がやぶれたなど)については、担当職員が都度対応しています。
→(武蔵台学童)暑い時期、寒い時期と季節によってもトラブル違いますし、年に2回以上は現場を視察する時間を取っていただきたいです。
2、Q(南町学童):上履きについて導入の際に机や椅子をいれるスペースがないことから、懸念していると回答いただきましたが、災害時の対策はどうお考えですか?
避難訓練を学童で行ってくれていますが、訓練の際外を靴下で歩くと危ないので2重で履かせて訓練を行っている現状です。実際に地震などがあった際はもっと危ない状況かと思われます。
考えをお聞かせください。
→A:防災に関しては市としてもかなり考えているところです。
机・椅子を置かない生活で、上履きをありにした際、お子様の人数が多い学童はスペースが本当に少なく、お友達と接触した際など上履きで踏まれたら痛いのではないか?そこを気にしている。
学童用の上履きを用意するという保護者の負担もある。
学童の長年の歴史というか、裸足で生活をするというスタイルという考えもある。
今後も市でも議論を進めます。市としては絶対に上履きは導入しないという考えではありません。
3、Q(第10学童):全体要望事項の一日育成の宅配弁当の回答について、「指導員が新な業務として食料を取り扱うことに生じる責任の問題」とありますが、今までも子供達が持参している弁当に携わっているので、食料を取り扱うことに関してはもともとしていると認識しています。また、第十学童では、デザートは冷蔵庫に入れてもらえますが、お弁当全部を冷蔵庫に入れることはできないので、冷蔵庫に入れるもの以外は各自配慮して下さいとなっています。そういったことから、どちらかというと食料を取り扱うことにより生じる責任よりも、食中毒についての危険のほうが高いと思いましたが、その点についてはどう考えてますか?
→A:指導員の責任の問題についてですが、宅配業者から弁当をうけとり、指導員が弁当を配る際に取り違えることのリスクが問題だと思っています。
食中毒に関しては、今でも保護者の方がお弁当に保冷剤を入れたりと、色々工夫をされているので、宅配になったとしても、食中毒がないというわけではないが、手違いで取り違えるリスクのほうが大きいと考えています。
→A:府中市としてもお弁当導入を断固反対をしているわけではなく、行うのであれば父母会主体受け取りなどのフォローを行って実施していただきたい考えです。
もしお弁当を取り違い、A君のものをBさんに渡してなどし、アレルギーなどの問題が起こりかねないことを懸念しております。また指導員への負担が大きい。お子さんの食べ残しを確認で きない。頼んだはずが頼めてない(ミス発注、逆もしかり)などの問題があります。
府中市内でも以前テストとしてお弁当を導入した学童さんがあったそうです。また他市でも色々話を聞きますが、いずれも基本的に父母会主催で行われています。現状、市が主体となって弁当を手配することは考えていません。
もし、父母会が主体となって行うとしても、毎年父母会メンバーが変わり運営が変わるリスク・料金の支払いなどの課題があるのではと思います。
4、Q(矢崎学童):災害時の備蓄品に関して、備蓄品が足りないときは学校から支給されると回答がありましたが、学校閉鎖日はどうなるのですか?
→A:教育委員会と再度話をつめていきます。
5、Q:(矢崎学童)全体要望事項3について、「学校施設の活用など教育委員会と連携しながら」とありますが、「学校施設」とは教室のことですか?
→A:「学校施設」とは、学校によって様々です。基本的には学童のスペースで育成を行います。
現状、学童児童数が多いところは学校に在籍している児童も多く、余っている教室がない学校もあります。学校の体育館などを活用しながら育成時間をのびのび過ごせるよう環境作りを努めていくという考え方もあります。それぞれの学校側の事情もあり、難しい状況です。
ただ、学校側にも色々協力頂いていますが、学童施設の狭隘化の対応策として、恒常的に普通教室と同じようなレイアウトのスペースを確保するまでに今はいたってない状況です。
今後も学校側と話し合いをし協力していきたいと思っております。
6、Q(矢崎学童):全体要望事項4で、「放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業」は府中市の指導員の雇用関係が該当しないから活用しないということですが、役職改善について補助金のようなものが各市割り当てられていると思うのですが、府中市ではどのように活用してますか?もし活用していないのなら、その分の予算はどうなっていますか?
またその予算を、指導員さんに対し何等かの形で活用して頂けたらと思っています。
→A:この支援というのは国からの補助金になります。なぜ、府中市がこの補助金をもらえないかというと、府中市の学童指導員は府中市の嘱託職員、公務員となります。(府中市において、指導員の身分は公務員の為、給料は定められています。)
この補助金は、公務員には適用されない支援となっているため受けることができません。
7、Q(武蔵台学童):学童クラブ全体の問題として災害備蓄品の非常食数について、前年度在籍児童数8割の2食分を備蓄品数としていると伺ったが、都市開発の人口増減・急激な在籍の増加には、どのよに対応されているか?年度はじめに備蓄品の対応はしていますか?
→A:まったくもって耳の痛い話で、現状年度毎の修正は行っていません。実際、在籍児童数の増減については、読めないところがあり、対応が中々難しい、その為の2食分としている。また、減数に転じた学童と連携して対応してもらえたらと考えている。
●長期休業中(夏休み)の宅配弁当の利用に関する他市の状況について(20:00~)
本宿学童より報告:三多摩連協で、府中市近隣の学童でお弁当を導入した際のご意見や問題点などを聞いてきました。
武蔵野市
→「配食のふれあい(国分寺市)」を利用。ラインでの注文。受注ミスなどもあり当日にお弁当がない児童がおり、職員がコンビニへ買いに行くことがあった。
西東京市
→「お料理むさしの」を利用。利用者が一日に10人程度の学童もあれば、2~3人のところもある。
指導員経験者の話・・・保護者からの注文は当日10時までに学童へ電話又は連絡帳で注文してもらい、指導員が宅配業者へ注文していた。
注文時間締め切りの10時頃は、出欠・早帰りの確認作業時間と重なり、とても大変だった。忙しい時間に人間がすることなので、注文個数ミスが発生して、お金をだす出さない。。。お弁当どうする。。。など色々な問題が出てとても大変だった。
注文を指導員に任せなければ実現できるのでは。
弁当の受け取り・配布についてはそこまで手間とは思わなかった。
武蔵村山市
→1学童で試験的におこなっている。
小金井市
→・「お料理むさしの」を利用。お弁当が子供向きではなく大人用お弁当の小盛りだった。味が濃かったり内容が子供が食べにくいものだった。そのような理由からお弁当を残すこどもが多かった。
「お料理むさしの」では、利用をする前に、利用者と同意書を交わしてからの契約となる(アレルギーの有無や、何か起きた時は責任とれません。といった内容。)
注文方法は保護者が当日までにネットで注文。支払いはクレジット。
・市の方から、指導員と父母会やってほしいと言われた。市はノータッチ。
保護者が発注業者選出からするのは大変なのではという意見ありました。
以前宅配弁当をするかしないかの話が出た時、ちょうど市から学童の民営化の話が出た時と重なり、民営化したほうが宅配弁当を実現化しやすいのではと言われ、民営化優位にかたむきそうになった。その為宅配弁当は見送った。その時に買ってきたお弁当でも良いとしたら、保護者の気持ちもおさまったので、そういう落としどころもあるのでは。(ちなみに府中市でも買ってきた弁当OK)
指導員が「買ってきた弁当でもOKです」とお便りか何かで周知してもらえると親の荷もおりるのでは。
以上の話から、宅配弁当の問題点として「アレルギーの問題・食中毒・誤発注による責任の所在・指導員の負担」が考えられます。
*現在保護者がお昼に行ってお弁当の配布の手伝いをしている学童はない。
●子どもまつりアンケートについて(20:50~)
・今年も皆様のご協力のおかげで子供まつりが開催できました。ありがとうございました。
年々、参加学童さんが減ってきており、同じ市内の学童でも父母会の運営方法の違いや諸事情もあることから、改めてこども祭りへの率直な意見を聞きたいと思っています。
アンケートの結果をもとに来年度こども祭り参加について検討します。
アンケートは各学童の会長宛に配布しました。学童ごとに、保護者全体にアンケートをとるかなどは決めて頂き、学童としての意見をまとめて提出をお願い致します。
提出日:2月22日(金)第5回役員会
会議に出席する府連協役員がアンケート用紙を持参してください
・オブザバー・Kさん(OBの方)より
子供祭りでのバザーで急なお願いにもかかわらず、たくさんの物品を集めて頂きありがとうございました。約13,180円の売り上げとなり各災害先への寄付金として送る事ができました。
ご協力ありがとうございました。
●フレンキョウニュースについて(20:10~)
・今年度実施している府連協活動の「スリム化・見える化」の一環として、府連協ニュースの裏面にQ&Aのコーナー(府連協って何?)を設けました。脱退する学童さんも増えている中、活動自体が負担という声が多く上がっています。一方で、本日の市との意見交換を含め学童生活をよりよいものにしていく上で、府連協が重要な役割を担っていることも事実です。今年度、継続しやすく参加しやすい府連協にするために改善していることや、活動の目的を再度保護者の皆様に認識して頂こうと思い、このコーナーを設けました。
*昨年度まで月に2回あった会議も、ラインなどのオンライン上での情報共有・意思決定行うことで会議回数5割削減しました。またタイムスケジュールを組んで会議を行うなどし、無駄な時間を削減しています。本当に必要なことは大切にしつつ、省略化・効率化を進めています。
今後も継続しやすく参加しやすい府連協を目指しておりますのでよろしくお願い致します。
・今後の府連協ニュース印刷について
(会長からの提案)皆さんの承認が得られれば、次号からは府連協が全世帯数印刷するのではなく、各学童に3部ずづ配布し、世帯数必要な学童さんは各学童で印刷、またメールなどを導入している学童はメールを利用したり、拡大コピーして張り出すなどの対応をしていただきたい。
→(第1学童からの意見)ペーパーレスにした際の府連協に支払っている会費に印刷費が含まれているはずです。どのくらい削減されるのか詳細を具体的に示してからにしてほしい。
→(会長)再度、見直します。
→(武蔵台学童からの意見)効率化やコスト削減の観点からペーパーレス化には賛成。効率化のために役員会も減らしているわけですしペーパーレスにするかどうかもこの場で決めたらよいのではないか。
→(会長)来年からは会議室レンタル料の有料化もあり、印刷代をカットできた場合の会費をそちらに回すなど検討しておりました。もう少し準備してから今年度中に再度提案させて頂きます。宜しくお願い致します。
●2018年度学童クラブ利用者アンケートについて(20:15~)
今年度のアンケートのねらいは、学童利用者が本当に求めるものの優先度、府中市と話し合いを進めるうえで必要だと思われることを中心に構成しました。
アンケートについて質問・意見あれば11月9日(金)までに府連協gメール宛へお願いします。他のメールと区別する為、件名は「アンケートの件」でお願いします。
【今後のスケジュール】
11月9日(金)修正・意見締め切り→11月30日(金)各学童に配布→
12月3日(月)保護者に配布→12月14日(金)提出締め切り→2月22日集計提出
*アンケートの集計は各学童の府連協役員で行って頂きます。詳細は11月30日にお伝えします。
回収率を上げていきたいのでお友達や知り合いの方にお声掛けを宜しくお願い致します。
●OGタイム(20:20~)
OG・Kさん
全国の学童を考えようという会「全国学童保育研究集会」に参加しました。そこでの講演について少しお話します。
「学力って何か?」といったときに、個人が尊重されてそれぞれの良さ、弱さを学びあうことができること。それを実現できるコミュニティとしての学童だという話。
「学力」を分類すると、表層意識上にある「学習」=言語化・表現化すること、そしてその土台になる「経験」が子供にとってとても大事。この「経験」と「学習」を結びつける為に何が必要か、磨くのに何が必要かというと、集団の中での育ちが重要になる。
学童の中で人の話を聞いたり喜びあったり伝えあったり、ときにはケンカしたり、受け止められる安心感だったり、そういうものを得る中で自分の意識下と意識上に学んだ知識が結び付きます。学童では表面的な学習でなく、大きな経験の中で学ぶことができる。
学童という集団生活が子供にとって良いものであるために、支えていきたいと思っております。
仕事も生活も時間がなくて忙しい毎日の中、府連協の活動もとなると大変だと思いますが、子どもたちの育ちについて大人も考え合う場として、一緒にがんばらせてもらえればと思っています。
OG・ Iさん
Iさんより三多摩学童保育連絡協議会で作成された資料「三多摩各市学童保育の状況」についてお話頂きましたが、まだ公表できない内容を含みますので、この部分につきましては割愛させて頂きます。
●その他連絡事項(20:25~)
・11月25日(日) 三多摩学童連絡協議会が府中市で開催されます
時間:13時15分~16時半 会場:片町文化センター・講堂
府連協OBなど経験豊富な方から貴重な話が聞けるので、知識としてかなり勉強になります。
三多摩連協の会議は各市持ち回りで開催しています。色々な市の保護者が参加しやすいようにという目的も含めての持ち回開催なので、お時間ありましたらぜひ参加してください。
・11月30日に行われる第4回役員会の時間と会場が決まりました。今後のスケジュールをご確認ください。
< 今後のスケジュール>
・11月25日(日) 三多摩学童連絡協議会 運営委員会(府中市開催) ・11月30日(金) 第4回役員会(時間19:00~ 中央文化センター・第3会議室) ・2019年2月22日(金) 第5回役員会(時間場所等詳細未定。決定次第ご連絡いたします。) |
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